農業の6次産業化 企業視察レポート
2013年10月26日
「農業」の経営支援に取り組んでいる会計事務所の団体があります。
「農専会」という団体です。(http://www.nosen.jp/)
正式には一般社団法人全国農業経営専門会計人協会という組織で、全国約60の会計事務所が
加入しています。
弊社は、この農専会からのご依頼で、事務局を担わせてもらっております。
今期の農専会のテーマは「6次産業化支援」であり、
6次産業化の成功事例を自分たちの目で直接見て、経営者の苦労話を直接聞くことが大事である
との考えから、「視察研修旅行」を開催することとなりました。
いろんな事前準備があり・・・
そして、今、その視察研修に来ています。
視察1件目 ヤマキ醸造様(http://www.yamaki-co.com/)
100年以上もお醤油やお味噌を作っている会社です。
ヤマキの木谷社長と、ヤマキグループで豆太郎という農業生産法人を経営されている
須賀社長のお話をお聞きしました。
・個の力で6次産業化を成功させるのはなかなか難しい。
・価値観や目的の共有できる生産者、加工者、販売者がお互いを必要としている関係(農商工連携)
からの発展系で1企業体を成すことはできる。
・そして、価値観共有のためのキーワードが「有機」「自然農法」「健康」であることを学びました。
須賀社長は、自然農法の第一人者と言われる方です。
私が一番印象に残ったのは、「農薬を使わなくても、(種をまく)時を間違えなければ、虫がつかない。」
という話です。
そして、このような自然農法で収穫できた野菜を食べることで、医者から見放された病気も治る人が
出ているという事実です。
自然界の凄さというか、神秘を感じました。
須賀社長の父上の代から60年間ずっと実験しながら記録を取り、見つけている「時」があるのです。
ブロッコリーでいうと、最近は8月9日ぐらいだか。
(ちなみに、以前は7月末頃だったが、地球温暖化などの環境変化で少しずつ「時」がズレてきているそうですが。)
「有機栽培」をキーワードとして、企業マッチングで農業の6次化を支援する。
よいヒントとネットワークが見つかりました。
今日も2件目の視察に行ってきます。
以上 伊香保温泉 千明仁泉亭より。
この記事の監修
若山茂樹
株式会社名南経営ソリューションズ取締役
カスタマーサクセスグループ・ゼネラルマネージャー