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コラム

COLUMN

近未来を考える会計人の緊急MT

2014年2月8日

先日(2/6)、マネーフォワードの辻社長とMyKomonをご利用いただいている都内12人の会計人をお呼びし、第1回緊急ミーティングを開催しました。

マネーフォワードとは、クラウド型の会計ソフトや個人の資産管理ソフトを世に送り出している会社です。

Freee同様、インターネットバンキング等で利用しているログインID、パスワードを登録しておくことによって、自動的にデータを取り込んでくるのが特徴です。https://moneyforward.com/


2度ほどマネーフォワードの辻社長と事前打ち合わせを行って今回開催したミーティングの趣旨はこんなところ。

・来年から相続税の基礎控除が6掛けになることで、新たな課税対象者が創出される。
  そのマーケットをいかに掴むかについては、税理士事務所にとって高い関心事。
・一方で、従来よりも資産規模の小粒な個人から、これまでどおりの報酬を頂戴できるかといえば、
  困難が予想され、税理士事務所にとってはいかにして申告業務や営業の効率化を図っていくかが
  重要なカギを握る。
・もし、マネーフォワードの資産管理ソフトを使っている資産家の申告業務なら、かなりの申告業務の
  効率化が図れるのは確かなはず。
・マネーフォワードユーザーとMyKomon会員とのマッチングの仕組みや、マネーフォワード資産管理
  ソフトとMyKomonの相続財産シミュレーションとの連携も模索したい。
・マネーフォワードにとっても、35万人ものユーザーをベースにして、今後どうビジネスを発展させるかは
  重要テーマに他ならず、良質な士業との連携には高い関心があり、士業の生の声を聞きたい。


当日は、辻社長の話を受けて、次々に参加者から意見や質問が上がり、予定していた2時間はあっと言う間に過ぎ、参加者のほぼ全員が居酒屋に席を移してのコミュニケーションがとられました。想像以上の盛り上がりでした。

なお、マネーフォワードが進めている他社との連携の動きなどを聞くと、預金だけでなく、領収書類から現金の仕訳も切る仕事も無くなるのは時間の問題です。
しかし、脅威を感じてネガティブな発言をする参加者は見当たらず、むしろポジティブに近未来を見つめている様子で、「ほんとに参加してよかった!」との声が溢れていました。
あらためて私達がMyKomonを通じてご支援している会計人の素晴らしさを感じ、少しでも力になりたいと感じた次第です。確定申告明けには第2回のミーティングを行う予定です。

この記事の監修

若山茂樹

若山茂樹

株式会社名南経営ソリューションズ取締役
カスタマーサクセスグループ・ゼネラルマネージャー

1992年に新卒で名南経営に入社し、会計事務所の担当者を経験しました。
20代前半の新人でも、お客様はお金の事や制度手続きの事などで意見を求めてきますので、会計事務所の役割の重さを感じると伴に、学びと経験の大切さを痛感しました。
会計事務所の活躍が日本の中小企業に成長と発展をもたらします。
会計事務所の活躍を支援したい。それが我々のミッションです。