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コラム

COLUMN

応援したい気持ちで接した結果、得るもののほうが大きかった

2015年5月20日

さて、先日、久しぶりに話していてワクワクする税理士さんにお会いしました。
たしか36歳、開業9ヶ月。
ホームページでも詠っているとおり、「人」を育てて、優秀な税理士を排出することで、世の中に貢献することをポリシーとされており、開業9ヶ月目でありながら、既に2人の男性職員と1人の女性職員を採用(投資)して、奮闘中です。

こんな話をしてくれました。
安易に安い顧問料で顧客を開拓すれば、職員は安月給で疲弊し、やめていく。よい仕事で顧問先を満足させ、高い報酬をもらって、職員に還元し、職員も頑張ってよい仕事をする。そんな「正の循環」を作って、事務所も大きくすることで、業界に影響を与え、働く者にとって決して環境の良くない会計事務所業界を変革したい!と。

始終、目を輝かして語ってくれましたが、顧問先様から紹介で新規顧問先がどんどん増えているのも、そんな若き税理士を応援したい気持ちゆえなんだろうと感じました。
私も彼を応援したい気持ちから、先日、金沢で公演したセミナー「名南式、採用と評価7つのポイント」のレジュメを持参して、今後のための参考にしてもらえたらと、マンツーマンで私達の「人」の採用や教育、評価に対する取り組みと考え方をご紹介させていただきました。

2時間半もの面談になってしまいましたが、一方的に前で話すセミナーとは違い、その都度出てくる質問に対してお答えしていくことで、あらためて、名南という組織や創業者をはじめ経営者として私達を引率してくれた先輩方に感謝する機会にもなり、私自身が自己を振り返って反省し、変化しなければならない点にも気付けました。
素直に応援したいという気持ちで接した結果、むしろ得られた気付きのほうが大きかった・・・。

「人間は人との出会いを通じてしか成長できない。」という話を聞いたことがありますが、今後も人との出会いを大事にしていきたいと思ったしだいです。

この記事の監修

若山茂樹

若山茂樹

株式会社名南経営ソリューションズ取締役
カスタマーサクセスグループ・ゼネラルマネージャー

1992年に新卒で名南経営に入社し、会計事務所の担当者を経験しました。
20代前半の新人でも、お客様はお金の事や制度手続きの事などで意見を求めてきますので、会計事務所の役割の重さを感じると伴に、学びと経験の大切さを痛感しました。
会計事務所の活躍が日本の中小企業に成長と発展をもたらします。
会計事務所の活躍を支援したい。それが我々のミッションです。