顧問先のセキュリティ意識が変化していないか?
2016年6月30日
先日、福岡の某税理士法人さんをご訪問した際、こんな話を聞きました。
「最近、ある税理士さんのところから、うちの事務所に移ってきた顧問先がありまして、関与の決め手になったのが”セキュリティ体制”だったんですよ。」と。
詳しく聞いてみると、
前の税理士さんとのやりとりで、何かの資料をメールで受け渡ししようと言われて、「こんな大事な資料をメールでやりとりしようとは一体何事だ!どんな見識の税理士だ!」と思ったそうで、顧問契約解除をすることにしたとのことでした。
ちなみに、この顧問先を受け入れることができた税理士法人さんは、SSLで暗号化された顧問先専用の「電子会議室※」を使って、データの送受信や普段のコミュニケーションも行っておられます。
マイナンバーの配布によって、2,3年前よりも、世間のセキュリティに対する意識は高まっているように感じます。
最近も大手旅行会社J社で顧客情報の流出事件がありましたが、あんな大手でも標的にされると、大事なデータが社外流出してしまうことも事実と受け止めて、重要な数字などを扱う会計事務所はもっと世間の意識に合わせて対策を打つ必要があるのではないかと感じました。
※MyKomon電子会議室についてはこちらから→/function/
この記事の監修
若山茂樹
株式会社名南経営ソリューションズ取締役
カスタマーサクセスグループ・ゼネラルマネージャー