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コラム

COLUMN

「スタッフのレベルアップを図りたい」カスタマーサクセス活動

2021年9月20日

私達は「カスタマーサクセス」という活動を続けています。

顧客の経営的な課題や目標を把握し、その解決や達成のために、具体的な提案や情報提供などを行って、顧客満足度の最大化を図るという取り組みです。

私達の顧客とは会計事務所様です。

会計事務所の経営者に現状の課題や目標をお聞きすると、よく出てくるのは、「スタッフのレベルアップを図りたい。」というものです。

この場合、私達はどんな形で対応するのかについて、何回かに分けて連載していきたいと思います。

■ヒアリング

「スタッフのレベルアップを図りたい。」とのニーズが聞けたとき、まず私達は、そのスタッフとは誰なのかを明らかにするためにヒアリングを続けます。
顧問先担当者?顧問先担当?業務内容は?入力もある?分業体制あり?入所何年目?年齢は?性別は?経歴は?

そのうえで、会計事務所経営者がそのスタッフに望む理想の業務レベルとは、どのようなもので、現状がどうなのか?についてヒアリングします。

また、現状で行っている教育方法についてもお聞きします。

まずこれらを把握しないと、スタート地点に立てません。

大切なのは「感謝心」が起点となるということです。

お世話になっている会計事務所経営者様に対して感謝し、何とか役に立ちたいと思う強い気持ちがあってはじめて、お相手にそれが伝わり、実態を把握させていただくことが可能となります。

かつて、会計事務所スタッフとして顧問先担当をしていた頃、「(顧問先社長に対して)偉そうに教えようとするな、関心を持ってお話を聞かせてもらえ。」と上司に言われたことを思い出します。

ヒアリングが十分できたら、現状の実態を踏まえて、会計事務所経営者と大枠の施策の方向性についてコンセンサスを取るようにしています。

お話を進めると、「知識」「処理能力」「仕事の基本姿勢」「スイッチ」の4要素がスタッフのレベルアップを図る上で大事だとの考えに至ることが多いようです。
(つづく)

この記事の監修

若山茂樹

若山茂樹

株式会社名南経営ソリューションズ取締役
カスタマーサクセスグループ・ゼネラルマネージャー

1992年に新卒で名南経営に入社し、会計事務所の担当者を経験しました。
20代前半の新人でも、お客様はお金の事や制度手続きの事などで意見を求めてきますので、会計事務所の役割の重さを感じると伴に、学びと経験の大切さを痛感しました。
会計事務所の活躍が日本の中小企業に成長と発展をもたらします。
会計事務所の活躍を支援したい。それが我々のミッションです。