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コラム

COLUMN

事務所の強みを理解する

2023年5月19日

1.成長のカギはブランディング

成長が早い事務所、成功している事務所に共通していることの一つが、事務所の上手なブランディングかと思います。

ブランディングにもいろいろありますが、〇〇市の地域密着型事務所、医業に強い事務所、相続に強い事務所、若手の話しやすい税理士がいる事務所、クラウドツールを使いこなす事務所など事務所の強みを強調したイメージ戦略を打っていくこともブランディングの一つではないでしょうか。

2.ジョハリの窓

このようなブランディングを進めていく上での第一歩が、自事務所の強みを理解するということです。
そこで今回はジョハリの窓を紹介します。ジョハリの窓とはアメリカの心理学者によって発表された対人関係における気づきのグラフとなっており、以下のように自分が見た自己と相手が見た自己を4つに分類したものです。

  1. 開放の窓:自分も他人も知っている自己 
  2. 秘密の窓:自分は知っているが他人は知らない自己 
  3. 盲目の窓:自分は知らないが他人は知っている自己 
  4. 未知の窓:自分も他人も知らない自己

3.盲目の窓のヒント

もちろん自事務所を自身で見つめなおし、「開放の窓」「秘密の窓」を探すことも必要ですが、この中でも「盲目の窓」を探すことが自事務所を理解するうえでポイントとなってきます。「盲目の窓」を探すためには自分でいくら考えても難しいと思いますので、以下のような方法が考えられるかと思います。

  1. 他事務所から転職してきた職員に聞いてみる
  2. 事務所を出入りしている業者に聞いてみる
  3. 顧問先に聞いてみる
  4. 知り合いの所長先生に聞いてみる

ぜひ、自分以外の人に自事務所について聞くことで、「盲目の窓」(自分の知らない事務所の強み、弱み)を探し、事務所のブランディングに役立ててみてください。

この記事の監修

土橋和也

土橋和也

株式会社名南経営ソリューションズ
カスタマーサクセスグループ・マネージャー
大阪事務所所長・福岡事務所所長

2006年に名南経営に入社し、現在は大阪事務所・福岡事務所の責任者を兼任しております。